メラトニンは避妊薬?その効果やアメリカでの取り扱いについて

メラトニンを知っていますか?

アメリカでは万病に効くとも言われているそうです。

誘眠作用もあるメラトニン。

どのようなものなのか説明していきます。

目次

メラトニンは何のためにあるの?その作用はこれです!

お腹がすくと「グー」となるのを腹時計ともいいます。

その時計はどこにあるかというとご存じの通り胃袋です。

では人間の体温や血圧を調節して一日のリズムを作る「体内時計」。

それはどこにあるのか知っていますか?

脳の「視交叉上核」というところです。

この体内時計の周期は25時間で、1日の周期である24時間と1時間ズレています。

そのズレをメラトニンが毎日調節してくれているのです。

こんな一見地味ですが、凄い作用があるんですね。

メラトニンの効果とは?

メラトニンについて、実はまだはっきりと分かっていません。

効果として、老化やガンの抑制、免疫力の維持、アルツハイマー治療などが期待されているものの、はっきりと実証はされていないのです。

また、体内時計を調節するということは、睡眠をいざなう役割も担っているということになります。

よって睡眠サプリメントとしても使われています。

睡眠サプリメントとしてのメラトニン

メラトニンに対しては2つの意見があります。

  • 睡眠薬よりも安全で、より自然な睡眠がえられる。
  • メラトニンが使われ始めたのは最近のことなので、データも少なく研究段階のため使用は控えた方が良い。


メラトニンは錠剤ですが、サプリメントのように食品として扱われています。

そのため1日の使用量についてもはっきりとした定めがなく、使う人が試しながら飲んでいるという現状です。

日本では市販されていないので、海外で購入するか、個人で輸入するかとなり、容易に手に入れられるものではありません。

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アメリカでのメラトニンの取り扱い

日本の厚生労働省にあたるアメリカのFDG(米国食品医薬品局)では、「メラトニンの作用、副作用については不明である」となっています。

しかしながら、アメリカでは、「万病に効く」というふれこみで、1997年からメラトニンを健康食品として販売しています。

以前アメリカでメラトニンの中毒患者が出たという報道が新聞に出たことがあります。

しかし、これもはっきりとメラトニンに原因があると分かっているわけではありません。

アルコールと併用するなど摂取方法に問題があった。

粗悪なメラトニンの錠剤に不純物が含まれていた。

そういった可能性もあるからです。

まだまだメラトニンに関しては調査段階なのです。

避妊薬としてのメラトニン

人間以外の哺乳類では、メラトニンの増減が生殖や性ホルモンに関係していることが分かっています。

そのため、最近では避妊薬としての効果が期待できないかということを研究しています。

よって妊娠中は使用を控えることをおすすめします。

まとめ

もしメラトニンが万病に効くものならすごいものですね。

きちんとした知識を持つと、誤った情報に惑わされたり、間違った使い方をしたりすることもなくなります。

人間の機能はまだまだ分からないことが多いので、可能性は未知数です。

これから研究がすすめられメラトニンが安心して使えるものになると、睡眠剤の選択の幅も増え、助かる人が増えることでしょう。

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