腰痛と寝具、特段マットレスは大きな関係性があります。
体に合わないマットレスを毎日使うことにより、腰痛を引き起こしている可能性があるのです。
今回は、腰痛に良い高反発マットレスについて、選び方やそれぞれの特徴などを紹介していきます。
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高反発マットレスについて
しっかり7時間以上眠っているのに、疲れが抜けなかったり、朝起きると腰や肩首が痛くて、なんだか眠れた気がしませんよね。
- しっかり7時間以上眠っているのに疲れが取れない
- 朝起きると腰や肩など体全体が痛い
このようなことで悩んでいる方は、高反発マットレスがおすすめです。
睡眠の質を高めて快適に眠りたい!という方は一度試してみるといいかもしれません。
では、自分に合った高反発マットレスを選ぶにはどうすればいいのでしょうか?
そもそも高反発マットレスは腰痛にいいのか?
「腰痛には硬いマットレスが良い」とよく言います。
これは日本だけでなく、海外でも一般的に知られています。
ですが、これの科学的根拠は一切ないことをご存知でしょうか?
こんな調査結果があります。
腰痛を抱える313名の人を対象として、硬いマットレスと中程度のマットレスを90日間使用して、その後の腰痛の具合について調査したものです。
この結果、中程度の硬さのマットレスを使用した人たちの方が、腰痛の具合が改善したということが報告されています。
ですので、硬すぎるマットレスは、腰痛を逆に悪化させる可能性があるので選ぶ時は注意が必要です。
参考文献:pubmed
なぜ腰痛には中程度の硬さのマットレスがいいのか?
そもそも、なぜ中程度の硬さのマットレスが腰痛にいいのかというと、それは「寝返りがしやすい」という理由があるからです。
柔らかすぎるマットレスは、体が沈みすぎてしまい寝返りがスムーズにできなくなります。
逆に硬すぎるマットレスの場合は、お尻や背中に体圧が集中することにより、腰や肩に余計な負担を掛けます。
中程度の硬さのマットレスは、体圧分散に優れており、寝返りや寝心地が良いので、良好な睡眠を得られるようになります。
良好な睡眠が得られるようになると、疲労回復にもつながり、しっかりと体を休めることが出来るので、腰痛の改善にもつながるというわけです。
高反発マットレス=硬いマットレスということではない
このように中程度の硬さのマットレスがいい!というと、「高反発マットレスは腰痛には良くないマットレスなんだ!」と思われるかもしれませんが、そういうことではありません。
なぜかというと、高反発マットレスはどれも「硬いマットレス」ではないからです。
実は「高反発マットレス」という名称表示に日本では厳密なルールがありません。
ですので、ある意味、どんなマットレスでも高反発マットレスと表示して販売することも可能です。
どういうことかというと、A社では「高反発」と表記されていても、B社では「中程度の硬さ」に部類される場合があるというこですね。
腰痛にいいマットレスを選ぶためには「高反発マットレス」などの名称で判断するのはNG。
腰痛によい高反発マットレスを選ぶ時は、中程度や高反発などの硬さで選ぶのではなく、「寝返りのしやすさ」すなわち、体圧分散に優れたマットレスを選ぶことが重要になります。
腰痛が改善する高反発マットレスの選び方
腰痛を改善するためには、体圧分散に優れた「寝返りがしやすい」マットレスを選ぶのが大切です。
そこで、パラマウントベット社で行われたマットレスの検証結果を参考にして、腰痛にいいマットレスを選ぶポイントを簡単に3つまとめました。
ちょっと驚きだったのですが、そこには硬さや数値、物理的な特性基準はなく、使う人にとっての感覚が重要と記載されています。
それは、
- 寝返りがしやすいものを選ぶ
- 入眠姿勢での寝心地が良い
- 「仰向け寝」「横向き寝」の姿勢での寝心地が良い
たったこれだけです。
反発力のN(ニュートン)数等ではなく、これらのポイントを重視して、高反発マットレスを選ぶといいと思います。
それでは、それぞれについて詳しく説明したいと思います。
参考文献:睡眠改善学 応用編
①寝返りがしやすいものを選ぶ
腰痛にいい高反発マットレスを選ぶうえで一番重要な事は、「寝返りがしやすいかどうか」ということです。
この寝返りがしやすいマットレスを選ぶには、「体圧分散に優れていること」&「横幅の長さ」が大切です。
また、マットレスの横幅は100cmぐらいのものを選びましょう。
これには理由があります。
パラマウントベット社で、横幅78cmのマットレスと、横幅100cmのマットレスの睡眠感を比較した検証があります。
この結果によると、横幅100cmのマットレスの方が質の良い睡眠が得られたことが報告されています。
このように、「寝返りのしやすさ」を達成するために、適度な弾力性と、余裕がある横幅を意識しましょう。
②入眠姿勢での寝心地が良いものを選ぶ
高反発マットレスを選ぶ時、意外に大切なことが、「入眠姿勢での寝心地」です。
これは、パラマウントベット社のマットレスの検証報告にもあるのですが、入眠姿勢での寝心地が良いマットレスは、「質の良い睡眠」が得られることが報告されています。
ですので、睡眠中の寝相も大切なのですが、眠る前の「入眠姿勢」も良好な睡眠を得る場合は大切なポイントになってきます。
③「仰向け寝」「横向き寝」の姿勢での寝心地が良いものを選ぶ
人間は一晩の間に20~30回の寝返りをします。
入眠時は仰向けで寝ていたとしても、睡眠中ずっと仰向けで寝ているわけではありません。
ですので、ただ仰向けになった時の寝心地だけで選ぶのはNGになります。
横向き寝で寝た時も、しっかり違和感なく快適な寝心地かどうか?を確認しなければいけません。
ポイントとしては、「厚さが10cm以上」ある高反発マットレスを選ぶことをおすすめします。
これ以下になってしまうと、横向き寝になった時に、肩や骨盤が床に当たる「底つき感」が発生してしまう場合があるからです。
高反発マットレスを選ぶにはこのようなポイントも重要
また、これら以外にもこのようなポイントが大切です。
- 高反発マットレスの反発力について
- 高反発マットレスの体圧分散機能について
- 高反発マットレスの素材について
- 高反発マットレスの密度、耐久性について
- 高反発マットレスの通気性について
- 高反発マットレスの重量について
- 高反発マットレスのメンテナンス性
- 保証制度があるかないか?
これらについては、説明すると、かなり長くなるので、気になる方のみ下記をクリックしてみてみてください。
そもそも何をもって高反発マットレスなのか?ということを説明しないといけません。
この硬さですが、日本のマットレスの場合「反発力」として表現されている場合が多いです。
この反発力の単位は「N(ニュートン)」とされており、一般的には100N以上のマットレスが日本では高反発マットレスとされています。
ただ、これも第三機関がしっかり確認してのものではなく、販売会社独自の評価方法により表示しているので、目安程度のものと思った方がよいでしょう。
また、体格や体重によって、その人にとっての適切な反発力は変わってきます。
ですので、反発力が100Nのマットレスであったとしても、体重70kgの男性が使う場合と、体重45kgの女性が使う場合とでは、まったく別のものになるということです。
これは上記でも少し説明しましたが、簡単に言いますと、体全体をマットレス全体でバランスよくサポートできているかどうか?ということです。
体圧分散が上手くできないと、下記の画像のようになります。
このように、体の一部分に圧力がかかるのではなく、体全体なるべく均一に圧力が分散されるような機能があるかどうかということですね。
高反発マットレスの素材は様々なものがあります。
- ウレタン素材
- スプリング素材
- コイルスプリング素材
- エアーファイバー素材
おもにはこの4つがあるかと思います。
これらの素材ですが、一概にどれがいいということはありません。
結局は使う人がもっとも寝返りがしやすく、寝心地がよいマットレスの素材を選ぶのが一番ベストの選択です。
密度に関しては、ウレタンマットレスに限られます。
この密度と耐久性は密接にかかわってきます。
ウレタンマットレスの場合、密度が低いとすぐにヘタる可能性があります。
安い高反発マットレスというのは、この密度が低い場合が多いです。
これも一概に基準などはありませんので、安すぎる高反発マットレスを購入する場合は注意が必要ですね。
スプリングタイプは、密度は関係しませんので、耐久性はウレタンマットレスに比べると高くなります。
その分、価格が高くなってしまうのが難点ですね。
高反発マットレスの通気性についてですが、実は通気性はあまり睡眠の質に影響しないことが、パラマウントベッド社の検証結果によりわかっています。
ですので、通気性に関しては睡眠の質というより、メンテナンスにかかわってくることかと思います。
マットレスは敷布団より厚さがありますので、どうしても通気性は悪くなってしまいます。
これはウレタン素材、スプリング素材ともにそうですね。
ただ、エアーファイバー素材の通気性はかなり良いです。
ベッドに設置して使用する場合は特段問題ないかと思いますが、和室でマットレスを使用したい場合は、高反発マットレスの重さは意外に重要です。
ちなみにスプリングタイプの場合は、かなり重たいので、和室で高反発マットレスを使用することを考えている人は、ウレタン素材かエアーファイバー素材のものを選択することをおすすめします。
通気性の部分でも少し触れましたが、マットレスは厚さがあるので敷き布団に比べると通気性機能は劣ります。
ですので、梅雨時期などは適切にメンテナンスしないと、裏側がカビだらけ…ということにもなりかねません。
フローリングに直置きでマットレスを使用する人は少ないと思いますが、もしそのような使い方を考えている人はやめてください。
梅雨時期ですと、すぐに裏側全体がカビだらけになってしまいます。
何度も繰り返しになりますが、高反発マットレスを選ぶうえで大切なことは、「寝返りのしやすさ」と「寝心地の良さ」です。
でも、これらは実際に自分自身がそのマットレスに横になって体験してみない限りわかりませんよね。
ですので、返金保証制度があるかどうかは非常に大切なポイントになります。
また、お店で横になってみた時はいい感じだったけど、実際購入してベットに設置して、リラックスした状態で寝てみたらなんか違う…。ということも良く耳にします。
理想は自分自身のベッドや寝室に一度高反発マットレスを敷いてみて、リラックスした状態で数日間試してみるのがベストになります。
だからこそ、返金保証制度があるかどうかというのは、高反発マットレスを選ぶうえでは非常に大切なポイントになってくるのです。
おすすめの高反発マットレス
それでは、上記で説明した選び方のポイントを参考にして、おすすめの高反発マットレスを紹介していきたいと思います。
- おすすめの高反発マットレスをランキング形式で3つ
- 点で支える凸凹加工の高反発マットレスを3つ
- アスリートが使っている高反発マットレスを3つ
合計9種類の高反発マットレスをご紹介いたします。
おすすめ高反発マットレス ランキングTOP3
◆ モットン
㈱グリボー モットンジャパン事業部が販売する高反発マットレス「モットン」です。
モットンは、
- 反発力を3つの中から選べる
- 体圧分散に優れている
自分自身の体重に合わせて3つ(100N、140N、170N)の中からマットレスの硬さを選べるのがポイントです。
また、体圧分散に優れており、「寝返りのしやすさ」がスムーズに行えます。
90日の返金保証制度があるので、使ってみて自分に合わなかった時に返金してくれるので安心です。
◆モットンを使っている人の口コミ
下記の公式ページ限定で、お試し割引キャンペーンを行っています。
シングルタイプが59800円(税込)→39800円(税込)で購入できます。
商品名:モットン シングルタイプ
販売者名:㈱グリボー モットンジャパン事業部
価格:59800円(税込)
◆ エイプマンパッド
ティレックス㈱が販売するエイプマンパッドです。
エイプマンパッドは、欧州マットレスの硬さ基準H3相当の高反発マットレスです。
反発力の単位としては170Nになっています。
- お求め安い価格
- 丸洗い可能
- 90日の返金保障
といった特徴があります。
ただ、返金保障に関しては最低90日使用しなければいけないという条件があります。
◆エイプマンパッドを使っている人の口コミ
商品名:エイプマンパット 三つ折り シングルH3
販売者名:ティレックス㈱
価格:14800円(税込)
◆ メッシュ・ウィング レオナルド
マニフレックスが販売する、メッシュ・ウィング レオナルドです。
このマットレスはマニフレックスリーズの中で中間の硬さのマットレスになります。
また、170Nと115Nの2種類の反発力の心材が使われており、どちらを上面にするかによって2つの寝心地を選ぶことができるのも特長です。
◆メッシュ・ウィングレオナルドを使っている人の口コミ
下記の正規販売店限定で、マットレスの回収&廃棄無料キャンペーンを行っています。
このマットレスが気になる方はチェックしてみてください。
商品名:メッシュ・ウィングレオナルド
販売者名:マニフレックス九州チーム
価格:49950円(税込)
その他の特徴別のおすすめ高反発マットレス
惜しくもおすすめのTO3には入りませんでしたが、特徴別におすすめできる高反発マットレスを選んでみました。
- 点で支える凸凹加工の高反発マットレス
- アスリートが使っている高反発マットレス
この2つのタイプに分けて、それぞれ3種類ずつご紹介していきます。
◇ 点で支える凸凹加工の高反発マットレス3選
最近、凸凹加工がされている高何発マットレスが増えてきています。
点で体を支えるコンセプトの高反発マットレスを集めました。
◆ ラクーネ
イヌヤ㈱が販売する「ラクーネ」です。
ラクーネの心材には体圧分散効果のある「プロファイルウレタン」が採用されています。
面ではなく、約1500個の点で体全体を支えるため腰、背中にかかる負担を軽減できます。
90日の返金保障付きというのもポイントですね。
◆ラクーネを使っている人の口コミ
商品名:ラクーネ
販売者名:イヌヤ㈱ 寝具販売事業部
価格:57980円(税込)
◆ スリープマジック 極厚プレミアムマットレス ブロック
ライズTOKYO株式会社は販売するスリープマジックのブロックタイプです。
スリープマジック ブロクタイプは他のマットレスより凸凹が尖っていないのが特徴的なマットレスです。
また、三つ折りに畳めるので収納も簡単です。
マラソン選手でおなじみの高橋尚子選手が開発アドバイザーとして起用されています。
◆スリープマジックを使っている人の口コミ
商品名:スリープマジック 極厚プレミアムマットレス ブロック
販売者名:ライズTOKYO株式会社
価格:39990円(税込)
◆ 39デザインマットレス
株式会社ユーズドステーションが販売する、39デザインマットレスです。
このマットレスは、他のマットレスと異なり、現在使っている敷布団やマットレスの上に敷いて使用するタイプです。
テーマは「人肌」とのことで、低反発でも高反発でもない弾力性を追求したマットレスですね。
凹凸も比較的おだやかで「たまご」がコンセプトみたいです。
◆39デザインマットレスを使っている人の口コミ
商品名:39デザインマットレス
販売者名:ライズTOKYO株式会社
価格:39990円(税込)
◇ アスリートが使っている高反発マットレス3選
次にアスリートが使用している高反発マットレスを紹介したいと思います。
◆ エアウィーヴ ポータブル DUAL MODE
エアウィーヴが販売するポータブル DUAL MODEです。
リオオリンピックでも多くの選手たちが利用したマットレスです。
もう少し価格が安いとありがたいですね…。
◆エアウィーヴを使っている人の口コミ
商品名:エアウィーヴ ポータブル DUAL MODE
メーカー会社:㈱エアウィーヴ
価格:103680円(税込)
◆ エアーSI ベッドマットレス
東京西川が販売するAiRシリーズの「エアーSI」です。
1860個の点で体を支え、体圧分散に優れています。
大リーガーの田中将大選手やサッカープレイヤーのネイマール選手が使っているマットレスです。
厚さが9cmと14cmと2タイプあるので注意して下さい。
おすすめは14cmタイプです。
◆エアーSIを使っている人の口コミ
商品名:エアーSI ベッドマットレス
メーカー会社:西川産業㈱
価格:123120円(税込)
◆ ドルメオ マットレス DO4520
東京西川が取り扱っているドルメオです。
高反発素材のエコセルを使用しています。
DO4520は硬さが違う素材が合わさっているので、1枚のマットレスで2タイプの寝心地が体験できるのが特徴です。
◆ドルメオを使っている人の口コミ
商品名:ドルメオ マットレス DO4520 2層タイプ
メーカー会社:西川産業㈱
価格:64692円(税込)
高反発マットレスの湿気対策
マットレスは、式布団に比べると厚さがありますし、重量があるので敷き布団のように簡単に干したりできませんよね。
ですが、この湿気対策をしっかり行わないと、場合によってはすぐに裏面がカビだらけになってしまう場合があります。
ベッドで高反発マットレスを使用する場合の湿気対策
ベッドに高反発マットレスを敷いて使用する場合の湿気対策は、下記の3つがあります。
◆1~2週間に1回はマットレスを立てて、湿気を逃す
マットレスの湿気対策で一番の方法は「干す」ということです。
ただ、敷き布団と違いマットレスは重量があるので、干すのも大変です。
ですので、天気が良い時にでも部屋の窓を開けて、マットレスを壁に立てかけるようにして、湿気対策を行いましょう。
◆湿気除湿シートを敷く
ホームセンターなどで、売られている「湿気除湿シート」をマットレスと、シーツの間に敷いて使用しましょう。
除湿シートには、今現在の湿気具合が色でわかるようなものもあるので、マットレスを干すタイミングが把握しやすくなります。
また、マットレスに直接湿気が行かないので、マットレスにとって手軽にできる一番の湿気対策ですね。
◆ベッドの下もしっかり確認する
ベッドの下が空洞のベッドであれば問題ないのですが、収納スペースになっているベッドもありますよね。
そのようなベッドの場合は、湿気が上手く逃げられないので、ベッドの下が知らないうちにカビだらけになってしまう場合もあります。
梅雨時期、夏場はこまめにチェックしましょう。
床に直接高反発マットレスを敷いて使う場合の湿気対策
床に直接、高反発マットレスを敷いて使う場合は、下記のことに注意しましょう。
◆直接マットレスを引かない
特にフローリングにじかにマットレスを敷いて眠るのはNGです。
時期によっては一週間もしないうちに、マットレスにカビが発生する場合があります。
フローリングに敷く場合は、すのこを敷いてその上にマットレスを敷くようにしましょう。
畳の場合は、直にマットレスを敷いてもOKですが、敷きっぱなしはNGです。
フローリング、畳、どちらにも共通する湿気対策としては、朝起床したら、マットレスを壁に立てかけるようにしましょう。
◆スプリング、コイルタイプのマットレスは選ばない
床に直接敷く場合は、毎朝起床したら、マットレスを壁に立てかけないと、湿気が上手く逃げられなくなってしまいます。
ですので、毎朝、床に立てかけないといけなくなります。
ウレタン素材のマットレスであれば、比較的重くないので可能ですが、スプリング、コイルタイプの高反発マットレスの場合は重量があります。
成人男性でも重たく感じるぐらいの重さなので、女性や高齢者の場合は毎朝壁に立てかけるのは、重労働になります。
高反発マットレスを床に直接敷く場合は、スプリング、コイルタイプの重量の重いマットレスは選ばないようにしましょう。
快眠できるベッドの5つの選び方
高反発マットレスを設置する時は、床に直接敷くより、ベッドに設置するのがおすすめです。
ベッドは敷き布団と比べると、下記のようなメリットがあります。
- 立ったり、横になりやすい
- 冬の床の冷たさが伝わりにくい
- ホコリを避けることが出来る
- 床からの振動が伝わりにくい
このようなメリットを満たすベッドを選ぶには、下記の5つのポイントを意識しましょう。
- 立ったり、横になりやすい
- 適度な高さ
- グラつきがないしっかりとしたもの
- ベッド下の掃除がしやすいもの
- 通気性の良いもの
このようなポイントを意識してベッドを選びましょう。
睡眠の質を高めるための寝室環境とは?
寝室の環境は睡眠の質に大きな影響を及ぼします。
寝室環境に影響を及ぼすのは「温熱」「音」「光」の3つです。
この3つの中でも、「温熱」は睡眠の質にもっとも大きな影響を及ぼします。
それでは、これらについて詳しく書いていきたいと思います。
温熱が睡眠に与える影響
寝室の温度や湿度は睡眠の質に大きな影響を及ぼします。
寝室は暑くもなく、寒くもなく自分自身にとって快適な温度に調整するようにしましょう。
夏はエアコンをタイマーで設定して就寝する人が多いと思います。
この時間ですが、多めに4時間ぐらいでタイマーセットすると良いです。
15~30分のタイマーですと、眠り始めてすぐにエアコンが切れるので、部屋の気温が上昇します。
そうなると、エアコンを付け直すために何度も夜中に起きてしまったりします。
また、暑い時より、気温が寒い方が睡眠の質が低下することが分かっています。
冬場はしっかり寝室の気温管理を行いましょう。
光が睡眠に与える影響
よく、豆電球もしっかり消して、真っ暗な状態で眠った方が良いと言われています。
ですが、実は真っ暗な状態の場合、心理的な不安が原因で睡眠の質が悪化することが分かっています。
寝室は真っ暗闇ではなく、0.3~30ルクス(lx)がベストな明るさと言われています。
どのぐらいの明るさかというと、モノの色と形がなんとなくわかる程度な明るさですね。
光源が直接目に入らないように注意して、設置してみましょう。
音が睡眠に与える影響
寝室内の音の大きさは、40dB(デシベル)を超えないようにしましょう。
これはどのぐらいの音の大きさかというと、
- 市内の深夜
- 図書館
- 静かな住宅地の昼
ぐらいの音の大きさになります。
また、等間隔で起こる騒音が55回以上になると睡眠の質が低下します。
寝室の騒音対策もしっかりと行いましょう。
マットレスの上でできる!腰痛を改善するストレッチ方法
それでは、最後に高反発マットレスで寝ながらできる腰痛ストレッチ方法をご紹介します。
寝ながらできる腰痛ストレッチの方法は大きく分けると2つあります。
- 前かがみになると腰が痛いタイプ
- 上体を後ろに反らすと腰が痛いタイプ
この2つです。
タイプによってストレッチ方法は違うので、注意しましょう。
では、寝ながらできる代表的な腰痛ストレッチ方法を簡単にご紹介。
前かがみになると腰が痛いタイプのストレッチ方法
- 仰向けに寝て両ひざを抱える
- 顔、ヒザがヘソに引っ張られるイメージで体全体を丸める
- その状態を5秒間維持。これを10回繰り返す。
上体を後ろにそらすと腰が痛いタイプのストレッチ方法
- うつ伏せになり、両手が両肩の肩幅になるようにポジショニング
- 下半身の力は抜いて、上体をゆっくり起こし、両ヒジを立てて上体を支える
- 2の状態が痛くなければ、ヒジを伸ばし、手のひら全体で体重を支える
- 腰の痛みが我慢できるぐらいまで状態を反らし、そのまま1~2分キープする
- 元のうつ伏せに戻り、10回程度繰り返す
まとめ
腰痛にいい高反発マットレスの選び方をまとめると、
- 物理的な硬さや数値ではなく、「寝心地の良さ」を重視する
- 体圧分散機能が優れている高反発マットレスを選ぶ
- 横幅が100cmぐらいのものを選ぶ
- 厚さは10cm以上ぐらいのものを選ぶ
- 返金保証があるものを選ぶ
このようなポイントを意識して、腰痛対策の高反発マットレスを選びましょう。
あなたに合った高反発マットレスが見つかることを祈っています。