眠る前に飲むハーブティーってどんなのがおススメなのでしょう?
探そうにも種類が多すぎて、大変ですよね。
今回は安眠&リラックス効果のあるハーブティーをまとめてみました!
安眠効果のあるハーブティーとは?
皆さんは寝る前にハーブティーを飲むことはありますか?
実は日本ではまだあまりメジャーではありませんが、欧米ではハーブティーというのはとても身近な飲み物とされています。
特に欧米では、ハーブティーは安眠効果があるとされているため就寝前によく飲まれています。
そこで今回は安眠・快眠につながるハーブティーのご紹介をします。
バレリアン
・神経を落ち着かせ深い眠りに導く植物として古代ギリシャ時代から利用されていた。
・日本には蘭方薬として江戸時代に伝わり「西洋かのこ草」として知られている。
・乾燥根には独特の香りがあり、この香りの素が有効成分である吉草酸であり、高ぶる神経を落ち着ける作用をもたらす。
・大脳皮質からガンマ・アミノ酸(GABA)を出すことで、脳の覚醒システムを止める働きを助けることで睡眠を促す。
・欧米では不眠症などに効果が見られた臨床データを基に、サプリメントも売られている。
・副作用がほぼ無いことが最大のメリット!しかし間違いなく眠気は出てくるので、日中に飲むのは避けた方が良い。
カモミール
・ヨーロッパでは5000年も昔から飲まれている。
・フルーティーな香りがするその花の部分を乾燥させることでカモミールのハーブティーができる。
・アズレンという成分が含まれており、抗菌作用も強いので風邪をひいたときにも飲まれる。
・薬用になるのは、ヨーロッパ原産のキク科の代表的なハーブの一つ、ジャーマンカモミールとローマン・カモミールの2種類。2つの性質や用途にはほぼ相違はありません。
セントジョーンズウォート
・北アメリカやオーストラリアでは野生化しているが、ヨーロッパ、アジア、南アフリカが原産とさている。
・高さ30~60㎝にまで大きくなる多年草で、黄色の小さな花をたくさんつける。その香りはレモンによく似ている。
・キリスト教の文化圏では「聖ヨハネ草」ともよばれていて、それはこの花が6月下旬頃に開化するので、使途ヨハネの誕生日にちなんでそう言われている。
・セントジョーンズウォートの名前でアングロサクソン民族の間では民間薬として重宝されており癒しのハーブエキスとして中世のころから評価が高い花だった。
・欧米においてはうつ病の薬と同等の効果がもたらされることがわかっており、サプリメントとしても売られている。
パッションフラワー
・トケイソウ科のつる性植物で、原産地は南米と東インドで、現在ではアメリカ東部に自生している。
・日本では「チャボトケイソウ」として知られている。
・アメリカの先住民は、根を強壮に葉を鎮静に使用していたが、現在において薬用にするのは葉の部分で、全体を乾燥させて使用する。
・アルカロイド(ハーマン・カロイド)、およびフラボノイドという成分が含まれており、その成分によって安眠効果が得られるとされている。
ローズバッズピンク
・花の女王とも呼ばれるローズバッズピンク。上品な香りがするハーブで、赤い花びらを持つものをローズレッド、ピンクのものをローズピンクと呼ばれている。ローズピンクのほうが若干香りが強いが、効能はどちらも同じ。
・ハーブティーにしてもおいしいが、酒とも合うのでカクテルにも最適。
・ストレスや、肝臓、胃腸の疲れ、便秘にも効果があるとされていて、ホルモンバランスを整える役割も持っている。その他にも解毒作用や更年期障害、二日酔いにも良いとされている。
マルベリー(桑の葉)
・葉に含まれている成分が、糖質の分解を邪魔するためブドウ糖の吸収を抑えることができる。さらに脂肪の排出を促すので体脂肪の減少にも効果あり。これらは国立健康・栄養研究所でも認められている効果で、これらのことからダイエットハーブとしても注目されている。
・血糖値の上昇を抑制する効果や、生活習慣病の改善にも期待がなされている。
マーシュロウ(マーシュマロー)
・日本へは明治19年頃に伝わったとされている。
・英名のmarsh mallowは沼地のアオイという意味で、野生での生息地にちなんでその名がつけられた。アメリカ東部にも帰化しているが、西・中央アジア、東ヨーロッパが分布地とされている。
マージョラム(マジョラム、スイートマジョラム)
・丸く小さな葉で、白または紫のような花をつけるマジョラム。オレガノの仲間で甘く刺激的な匂いのする香りが特徴的なことから、中世以降のヨーロッパでは化粧水にしたり、花束やにおい袋にいれて使われてきた。
・お茶にするのも良いが、料理にも使用可能。
・消化を助けたり、頭痛、鎮静作用の他安眠効果ももたらすとされている。
ベルべーヌ
・ベルべーヌ、またの名をレモンバーベナとも呼ばれ、その名の通りレモンの香りがする。
・ベルべーヌのハーブティーはフランスのカフェでは必ずと言っていいほど置いてある有名な飲み物である。
・神経を落ち着かせる作用があり、リラックス効果、安眠効果がある。
リンデン
・リンデンフラワーとリンデンウッドの2種類があるが、安眠効果が得られるのはリンデンフラワー。
・いらいらや不安で眠れないとき、また眠りの浅い人におすすめ。
ハーブティーを飲むときのポイント
特段、難しいことはなく、通常のお茶を飲むときと一緒の飲み方でOK!
また、初めてハーブティーを飲む人は飲みにくいかもしれませんね。
ハーブティーを飲むための簡単なポイントをまとめてみました!
初めての人は薄めに入れよう
まずはちょっと、これでは薄いかな?というぐらい薄めに入れましょう。
味が薄いようであればハーブを足していくことで濃くすることができますので、徐々に好みの濃さにしていくと良いです。
あまりたくさんのハーブを入れてしまうと、苦みがでて飲みにくく感じることがあるかもしれませんので注意が必要です!
味付けしてみよう
自分の好みによって、「はちみつ」「レモン」「黒糖」や「ミルク」などを加えてみてください。
季節によってホットやアイスで楽しもう!
暑い季節にはアイスで、寒い季節にはホットで、その時の好みで飲むとより一層おいしく頂けます。
基本的にはホットもアイスも同じ入れ方ですが、アイスの場合は若干ホットよりも濃い目にいれるのがコツです。
またアイスの場合は、ホットで入れて冷蔵庫で冷やしたり、氷を入れたグラスに注ぐことで簡単につくれます。
それでも苦手という人は・・・
市販の紅茶のティーバッグと一緒に好みのハーブを入れると飲みやすくなるのでおすすめです。
毎日寝る前にハーブティーを飲む効果
安眠を得たいならば、夕食後の寝る前1時間前くらいには飲んでおくと、効果的です。
また、寝る前に飲むという行動そのもの、これが一つの入眠儀式になります。
毎日、寝る前にハーブティーを飲むことによって、今から眠るよ~!っと体に教え込ませるんですね。
入眠儀式は人それぞれあります。
人によっては、読書、ストレッチ、歯ブラシなどがありますね!
ハーブティーを飲み終わったらお風呂で楽しむ!
ハーブティーを飲み終わったら、その茶葉を捨てるのはもったいない!
その茶葉をゆず湯のように、お風呂に入れて、今度はハーブバスとして最後の最後までハーブを使いましょう!
ほのかな香りがバスルームに広がり、バスタイムのひと時がより素晴らしいものになります。
まとめ
ということで、ハーブティーを簡単にまとめてみましょう。
- バレリアン
- カモミール
- セントジョーンズウォート
- パッションフラワー
- ローズバッズピンク
- マルベリー(桑の葉)
- マーシュロウ(マーシュマロー)
- マージョラム(マジョラム、スイートマジョラム)
- ベルベーヌ
- リンデン
ハーブティーは安眠や快眠をもたらしてくれるだけでなく、ブレンドしたり、自分の好みの香りや味を見つける楽しさも持ち合わせています。
この機会に是非自分好みのハーブティーを作ってみてください。