睡眠障害といっても、その種類には、「眠れない」「強い眠気がある」ものや、「生活リズムと体内時計の不調和」「睡眠時無呼吸症候群」まで、様々なものがあります。
睡眠障害を自覚し認識することは、睡眠障害を改善する第一歩となります。
睡眠障害の種類を簡単に5つに分類しました。
「眠れない!」睡眠障害種類①不眠症
◇入眠困難(なかなか寝付けない)
◇中途覚醒(夜中に何度も目が覚めてしまう)
◇早朝覚醒(予定の2時間以上前に目が覚め、その後眠れない)
◇熟眠障害(眠りが浅い、ぐっすり眠れない)
睡眠時の環境、心身の状態、生活習慣など様々な要因により起こり、同時に複数の症状があらわれる場合もあります。
不眠症にお悩みの人は、こちらの記事もおすすめです。↓
「強い眠気や居眠り!」睡眠障害種類②過眠症
◇ナルコレプシー
◇突発性過眠症
◇反復性過眠症
いずれも、10代で発症することが多く、病的な日中の強い眠気、居眠りなどの症状があります。
脳の覚醒維持機能の異常、何らかの夜間の睡眠障害が原因とされています。
眠たすぎて困っている人は、こちらの記事も参考になりますよ。
「昼夜生活リズムと体内時計の不調和」睡眠障害種類③概日リズム睡眠障害
◇睡眠相後退症候群
◇睡眠相前進症候群
◇非24時間睡眠覚醒症候群
◇不規則型睡眠覚醒パターン
◇交代勤務による睡眠障害
昼夜不規則な生活をしている人の体内時計(概日リズム)が故障してしまい起こる睡眠障害です。
「眠りたい時に眠れない」「毎日少しずつ就寝、起床時間がずれていく」などの症状があります。
体内時計を整えるには、下記の記事がおすすめです。↓
「呼吸が止まる」睡眠障害種類④睡眠呼吸障害
◇睡眠時無呼吸症候群
睡眠呼吸障害の代表的疾患で、夜間睡眠中に何度も呼吸が止まります。
「睡眠時の不快感や異常行動」睡眠障害種類⑤その他
◇むずむず足症候群(安静時の足のむずむず感、異常な不快感でじっとしているのが辛い)
◇周期性四肢運動障害(睡眠中に繰り返し手や足がぴくつき、眠れなくなる)
◇睡眠時遊行症(学童期に多く、夢遊病ともよばれる)
◇睡眠時驚愕症(学童期に多く、悲鳴や泣き声が突然出現する)
◇悪夢(強い不安、恐怖などを感じてうなされる)
◇レム睡眠行動障害(夢を見て大声で寝言を言ったり、激しく動いたりする)
いずれも睡眠時の不快症状が異常行動として現われています。症状が続く場合は、医師の診察を受けましょう。
また、睡眠時無呼吸症候群でお悩みの人は、下記の記事も参考にしてみてください。
まとめ
睡眠障害の種類には様々なものがありますが、いずれも日常生活に支障をきたし、心身の不調や、重大なミスや事故を起こしてしまう危険性があります。
睡眠障害を軽視せず、変だなと少しでも感じたら早めに医師の診察を受けるようにしましょう。