マラソンといえば、長時間にわたって運動するスポーツの代表格ですよね。
マラソン選手は大会だけでなく、トレーニングでほぼ毎日長時間にわたる運動をしています。
そんな毎日を送るマラソン選手はどのような睡眠をとっているのでしょうか?
今回は、マラソン選手の睡眠のデータから一般的に分かることについてご紹介したいと思います。
運動習慣が睡眠を改善することにつながる
大学駅伝の選手の睡眠について測定したデータがあります。
その結果から、マラソン選手は非常によく眠ることが分かりました。
ここから、睡眠一般についてもいえることがあります。
それは、運動習慣が睡眠を改善する効果ということともつながることです。
一般に大学生の睡眠時間は6時間台です。
一方、マラソン選手は、夏合宿の期間中の平均睡眠時間は8時間45分、授業期間中でも、7時間34分でした。
またこれらの睡眠は、夜間睡眠だけでなく、朝起床後午前中の睡眠や、午後の睡眠によって補われていました。
つまり、ふだん有酸素運動をしている人たちは、同年代の運動をしていない人たちに比べて睡眠時間が長いことが分かりました。
生活の質にあわせて睡眠時間も変化させる
また、マラソン選手は運動量によって自由に取る睡眠時間が異なっていました。
これは、非常に長い距離を毎日走るようなトレーニングをした場合には、選手は必要から自然に長く寝るようになると考えるのが妥当です。
つまり、これを一般の人達の睡眠に当てはめると、自分の睡眠時間はだいたこれぐらいだと思っている人も、実は日中の生活の質が変化した場合には、睡眠時間をそれに合わせて変化させる必要がある可能性があることを示していると考えることもできます。
市民ランナーの良い競技結果は良い睡眠から
最近、東京マラソンなどでは、3万6千人の募集枠に30万人の応募者がいる(2013年)など、マラソンは非常に人気のあるスポーツになっています。
東京マラソンに出場する権利を高い競争率から手に入れた人は、これに向けて数ヶ月前からトレーニングを開始することと思います。
その中で、相当の距離を走行する日もあるかと思いますが、市民ランナーは仕事を優先せざるを得ず、走行距離が短くなっても睡眠時間を増やすことを考えていないかもしれません。
しかし、このような状態は疲労を蓄積させる原因になってしまう可能性もあります。
ぜひ、今回示した駅伝選手のデータを、市民ランナーとして、十分な睡眠をとり健康でよい競技成績をあげる参考にして下さい。
まとめ
最近よく眠れないなと思っている人は、歩く、走るなど簡単な運動を始めてみるのもいいかもしれません。
今回の結果から、いつもより長く眠れるかもしれませんね。
また、疲れたらたまには寝坊することも、健康のためにはいいことかもしれません!ぜひ試してみてください!