スマホ、タブレット、パソコンなどの電子機器は私たちの生活の大半を締め、就寝時でさえも手放すことができなくなっています。
スマホを枕元に置いておくのは大したことのないように思えますが、実は気づかないうちに睡眠に悪影響を及ぼしているのです。
ネットサーフィンをしていても、ゲームをしていても、携帯のアラームを夜中にセットしていても、安眠が妨げられているかもしれません。
夜の習慣をみなおすため、以下でデジタル機器の事実を見ていきましょう。
ブルーライトがメラトニンを抑制されてしまう
スマホやパソコン、タブレット、テレビの画面から発せられるブルーライトは、睡眠サイクルや体内時計を制御するホルモンである、メラトニンの生成を抑制してしまいます。
メラトニンが減少すると、眠りにつきにくくなったり、夜中に何度も目が覚めてしまったりします。
ほとんどのアメリカ人が、一週間に数回は、就寝1時間以内に電子機器を使っていると認めています。
しかし、デジタルデバイスが睡眠を妨げないようにするには、最低でも横になる30分以上前に使用をやめる必要があります。
寝室をデジタルフリーにするのが、一番効果的です。
テレビもデジタルデバイスに含まれるのをお忘れなく!
脳に刺激を与え続けてしまう
寝る前にメールをしたり、大好きな映画でくつろぐのは問題ないように思えますが、神経が高ぶることで、脳は起き続けなければならないと勘違いをしてしまいます。
もしネットサーフィンをしたり、Facebookで面白そうな何かを見つけたり、ネガティブなメールを読んだりしていると、リラックスして眠りにつきにくくなるのです。
一日中デジタル環境に身を置いているのですから、寝るときくらいはリラックスする時間が必要です。
音やバイブレーションが気になって眠れない
寝る前にスマホを使ってないないからといって、それで安心して眠れるわけではありません。
スマホを手の届くところに置いていると、深夜のメール、電話、カレンダーのリマインダーなどのせいで、睡眠を邪魔されかねません。
6歳から17歳の子供を持つ親にたずねたところ、約72%の子供たちが少なくとも1つ以上の電子機器を寝室に置いており、電子機器を置いていない子供と比較して睡眠不足に陥っていることがわかりました。
その結果、一晩におよそ一時間も睡眠時間に違いが出て、眠りの質にも悪影響を及ぼしていました。
より良い睡眠を取るためは、親が子供の寝室での電子機器の使用を制限して、お父さんお母さんが率先して見本を見せる必要があります。