寝ても疲れが取れない1番の原因は眠り始めの3時間にある!

生理中眠い女性

時間的にはしっかりと寝たはずなのに、疲れが残ってスッキリしない。昨日頑張り過ぎたのかな…。
なんてことありますよね。

疲れたときに睡眠が大切なのは当たり前ですが、疲労回復に最も重要なタイミングがあること、知っていますか?

爽やかな朝を迎えるためには、それほど難しくないコツがあるのです!

目次

進化とともに起こった変化が睡眠に影響している

人間はご存知のとおり、進化を遂げて今の姿になりました。

もとは魚類からといわれていますが、魚の脳はとても小さいですよね。

人間は、今の姿になるまで、外見だけでなく脳も大きく進化してきたのです。

そして、その脳の進化と共に、睡眠にも変化が起こるのです。

疲れを取るには眠ってから3時間以内が勝負!

まず、魚類や両生類などの変温動物は、からだを動かしていないと体温が下がり、死んでしまいます。

人間がその種類であったころ、からだや脳を完全に休止させないような睡眠が必要だったためにプログラムされた、浅い眠りの「レム睡眠」が存在していました。

それから、鳥類やほ乳類、霊長類となり、大脳が発達したころになると、大脳をしっかりと休めることが必要となり、深い眠りである「ノンレム睡眠」が新たにプログラムされたと考えられているのです。

レム睡眠とノンレム睡眠は、進化の過程で睡眠中に交互に訪れるようになり、睡眠のリズムを作っています。

このリズムは、レム睡眠とノンレム睡眠でワンセット90分、これを4~5回繰り返しています。

しかも、ノンレム睡眠の熟睡度には1~4のランクがあります。

最初にランク4の熟睡、次にランク3~4…というように次第に浅くなります。

眠ってから3時間を過ぎたときにはランク4クラスの熟睡はなくなります。

なので、この眠ってから3時間以内が疲れを取るための睡眠のゴールデンタイムと言えます。

最初のノンレム睡眠が一番疲れをとる!睡眠のゴールデンタイムだ!

脳は神経細胞のかたまりなので、不快なことやつらいことなどのストレス、神経が張りつめることがあると、この神経細胞が過度に緊張状態になります。

この状態を蓄積させてしまうと、オーバーヒートしてしまうのです。

それを阻止するのが、ノンレム睡眠であり、脳を休息させる役割があります。

ノンレム睡眠中には、脳下垂体から、新陳代謝を促し、免疫力アップと疲労回復の効果がある成長ホルモンも分泌されます。

多く分泌されるのが、最も深い最初のノンレム睡眠中であることがわかっており、脳の疲れ、そしてからだの疲れを取る為ためにも最も重要なのです。

この途中で浅い眠りになってしまうと、どれだけ寝ても熟睡感が得られなくなるので、寝ても疲れが取れなくなってしまいます。

心と体のためにも、良い環境に整えておきたいところですね。

眠る前に飲んだ疲労回復系栄養ドリンクの影響

疲れたからと言って、眠る前に栄養ドリンクを飲んだりしていませんか?

いや、栄養ドリンクを飲んでもすんなり眠れるから大丈夫?ですって?

その考え、少し待ってください。

多くの栄養ドリンクにはカフェインが含まれています。

カフェインは覚醒作用がありますので、眠る前に飲むと「睡眠の質」が悪くなる可能性が高いです。

先ほども言ったように、疲れを取るには眠り始めの3時間が勝負です。

疲れを取るために寝る前に飲んだ栄養ドリンクが、逆に疲れを残す原因を作ってしまうのです。

本末転倒になってしまうので、栄養ドリンクを飲むタイミングには注意しましょう。

まとめ

この様に寝ても疲れが取れない人は、眠ってから3時間以内に、なにかしら熟睡できない障害が発生している可能性があります。

一度、何が原因はないか考えてみるといいと思います。

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