皆さんご存知の通り、人間にとって睡眠は超重要!
でも…
体は疲れているのに寝付けない。
「明日は早く起きなきゃ…。」と思えば思うほど目が冴えてしまう。
そんな経験はありませんか?
睡眠時間を効率よく確保するためには、寝つきの良さも必要な要素ですよね。
今回は『自然に眠くなる方法』の1つとして、クラシック音楽を聴く効果と、寝るときに最適なクラシック音楽を5つご紹介!
どうしてクラシックを聴くと眠たくなるのか?
よく、「クラシック音楽を聴くと眠くなる。」といいますよね。
実際に、クラシックのコンサートでスヤスヤと眠っている人も見かけます。
退屈だから眠くなるんでしょ?という考えの人もいるでしょうが…
実はこれ、クラシック音楽の【効果】なんです!
音は空気を振動させることで伝わります。
音楽も、もちろん空気を振動させます。
この振動が、成分の大半が水でできている細胞に「1/fゆらぎ」を与えます。
「1/fゆらぎ」とは…
ヒーリング・ミュージックの効能の説明にも使われる言葉であり、規則正しい音とランダムで規則性がない音との中間の音で、人に快適感やヒーリング効果を与えると主張される。
この「1/fゆらぎ」が、人間をはじめ、あらゆる動植物にリラックス効果を与えるのです。
クラシックを聴くと、この『ゆらぎ効果』で眠たくなってしまうのです!
クラシック音楽は睡眠以外にもスゴイ効果が!
眠くなる効果があるクラシック音楽の中でも、とりわけ別格でスゴイ!と言われている作曲家がいます。
それは、モーツァルト。
しかもモーツァルトの曲は、眠くなるというだけではなく…
- 牛に聴かせれば乳をたくさん出す。
- 植物に聴かせれば実をたくさんつける。
- 発酵中の酒に聴かせると発酵が進む。
という不思議な現象が実際にあるんです!
そんな現象をうけて、「モーツァルトの曲には何かあるぞ!」と研究が進められてきました。
その研究によると、モーツァルトの曲にはこんなスゴイことがあるという結果に!
- 不眠症の改善
- ストレス解消
- 慢性分裂症や自閉症の改善
- 高血圧や脳血管障害の克服
- 認知症の予防や治療
- がん患者の延命効果
ここまで知ってしまったら、モーツァルトの曲を聴かずにはいられないですよね!
なぜモーツァルトの曲が寝るときのBGMにいいのか?
では、なぜモーツァルトの曲がいいのか?
その秘密は、モーツァルトの曲に多く含まれる、ある一定の周波数にありました。
人間の体は、交感神経と副交感神経が互いにバランスをとることで、オンオフの切り替えをしています
昼間、活動が多い時間帯は交感神経が活発に働いて、夜になると副交感神経が働いて体はリラックスモードに入ります。
しかし、ストレス過剰といわれる現代社会では、交感神経が過剰に働いてしまいがち。
結果、体はリラックスモードに入れなくなってしまい、興奮状態が続くことで不眠へとつながってしまうのです。
そんな時に、交感神経と副交感神経のバランスを保つために有効な周波数は、3500~4500ヘルツの高周波といわれています。
この高周波音は、脊髄から脳にかけての神経系を効果的に刺激することで、体の生体機能に良い影響を与えます。
その高周波音がモーツァルトの曲には多く含まれているんです。
そんなモーツァルトの曲の中でも、弦楽器や、高周波の音を出すオーボエが使われている曲が効果的です。
眠る前にモーツァルトの曲を聴き、体に「1/fゆらぎ」を与えることは、まさに眠りのシャワーを浴びているようなものですね。
寝るときのBGMとして最適なクラシック音楽5選
クラシック音楽が睡眠にとって、有効的なことがわかったと思います。
ですが、クラシックといっても、沢山ありすぎ!
どれが睡眠にとって良いのかわかりづらいですよね。
ということで~~
数あるクラシック音楽の中でも、特に寝るときに良い!とされる曲を5つご紹介!
バッハの『ゴールドベルク変奏曲』
ショパンの『雨だれ』
メンデルスゾーンの『バイオリン協奏曲』
ラヴェルの『亡き王女のためのパヴァーヌ』
モーツァルトで『アイネ・クライネ・ナハトムジーク ト長調 K.525 第2楽章』
寝るときに音楽をかけるときの注意点
寝るときに音楽をながす時は、いくら安眠効果が高いクラシックでも、方法を間違えると大変なことに。
音楽をながす時は、聴くという感覚ではなく、うっすら音楽が聴こえる程度に音量を調整するのがベスト。
間違っても、イヤホンやヘッドフォンを使って聞かないでくださいね。
それらを使用すると、逆に睡眠障害を招く可能性もあります。
まとめ
古代ギリシアの数学者ピタゴラスも「音楽は人の精神の乱れを癒すこともできる」と言っていたそうです。
科学が発達する前から、音楽が体に良い作用をもつことは人々に知られていたということですね。
皆さんも、そんな音楽の力を借りて、「眠りのシャワー」を浴びてみてはいかがでしょうか。
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