眠くなる瞬間の感じ方は人それぞれあり、
- 気づかず寝る
- 落ちる瞬間が気持ちいい
- ぼわーっとして眠りに落ちる
などなど、そんな経験があるのではないでしょうか?
眠くなる瞬間に頭痛が同時に現れる人もいるようで、病気が隠れているのではないのかと不安になりますよね?
そんな眠気と頭痛の関係や、その原因と対策をご紹介していきたいと思います。
眠気と頭痛の関係とは?
眠気と頭痛は関係なさそうですが、身体の重大な病気と『眠気』『頭痛』は密接な関係があります。
というのも、血流の変化を受けた証拠となるのが、【眠気と頭痛】だからです。
基本的に脳への血流は一定に保たれていますが、何らかの原因で血流の流れが変化することで頭痛を引き起こし、体温が変化する眠気と共に症状が現れるという関係性が考えられます。
ではどんなことが原因で眠気と頭痛が同時に起こるのでしょうか?
眠気と頭痛が同時に起こる原因
眠気と頭痛の関係の中で、考えられる原因をいくつかご紹介します。
うつ病
うつ病は自分自身気付かない、受け入れたくないという場合もあり、自覚していない場合もあります。
うつ病で表れやすい症状として「眠気」「頭痛」があります。
過度なストレスにより不安を感じることで、夜中目を覚ますことが増えて睡眠不足に陥り、日中眠くなりやすい状態になります。
ストレスを感じている時は頭の神経が緊張し、敏感になっている状態なので、不安な夜に頭痛が起こると推測されます。
酸素不足
鼻炎で呼吸が上手くできていない時や、季節の変わり目に脳に酸素が不足し、頭痛の原因となっている可能性があります。
体内に取り込む酸素が不足する事によって、血管の拡張が起こり、神経に負担がかかってしまうのです。
頭が大きくなったような、ドクンドクンという頭痛の場合は、酸素不足に陥っている可能性があります。
ナルコレプシー
あまり聞き馴染のない病名ではないでしょうか。
ナルコレプシーとは“居眠り病”とも呼ばれ、状況や場所に関わらず眠気を感じやすくなり、頭痛を伴うことがよくあります。
ナルコレプシーの主な原因は「心身症」「脳腫瘍」などが考えられます。
慢性疲労
普通の疲労とは違い「倦怠感や微熱が半年以上続いている」「検査をしても原因がわからない」「日常生活に支障が出る」という人は、慢性疲労症候群の可能性があります。
慢性疲労症候群の症状の中には頭痛も含まれていますので、最低限の日常生活(食事やお風呂)などをするだけでどっと疲れてしまうという人は要注意です。
月経
基礎体温を測っている女性はよくわかると思いますが、排卵から生理が始まるまでの間の黄体期は体温が高く、1日を通して体温の変化が少なくなります。
人の身体は体温が上がると目が覚め、下がると眠くなりますが、この時期の女性は睡眠・起床のメリハリが小さくなります。
そのためダラダラと眠くなったり月経特有の頭痛を起こしたりするのです。
眠気と頭痛が同時に起こる対策法
先ほどご紹介した眠気と頭痛が同時に起こる原因の対策を見ていきましょう。
うつ病が原因の対策方法
もっとも大事なのが良い医師を見つける事☝
ダラダラと治療をしていても薬漬けになってしまいますので、「うつは治りますか?」と質問してみましょう。
「治らない。薬をずっと飲んでもらう」という医者はNG!
うつ病は治る病気、という認識を持って寄り添ってくれる医師と一緒に治療していきましょう。
もちろんカウンセリングと平行して薬をしっかりと飲んで、コントロールしていきましょう。
酸素不足が原因の対策方法
鼻炎が原因の場合は耳鼻科を受診し、鼻の通りを良くしてもらいましょう。
鼻炎の場合、日中も酸素不足に陥りやすいのでしっかりと治療する事が大切です。
湿度や気候による酸素不足の場合は、有酸素運動が有効です。
ジョギングや水泳、サイクリング、ウォーキングなど、負荷が軽く持続性のある運動で、酸素を多く取り入れる習慣を付けることで改善できます。
ナルコレプシーが原因の対策方法
ナルコレプシーの診断には、睡眠の専門知識が必要となります。
2015年調べの日本睡眠学会認定医師は523名、認定医療機関は102機関ありますので、お近くの専門医を受診するようにしましょう。
(日本睡眠学会のHPで確認できます。)
慢性疲労が原因の対策方法
実はこの慢性疲労を放っておくと、寝たきりの状態になってしまう事も…
慢性疲労は病院に行くのもだるく、風邪の症状によく似ているので、横になることが多くなります。
そうすると筋力が低下し、症状が悪化…という状態を繰り返し、悪い状況へ陥ってしまいます。
そうなる前に内科を受診することをおすすめします。
そこで何らかの病気がないか詳しく検査し、それでも見つからない場合は、心療内科・精神科・専門医で投薬による抗酸化療法や漢方などの治療を行いましょう。
月経が原因の対策方法
月経やPMS(生理前症候群)による頭痛の場合は、ホルモンバランスを整える食生活を心掛けるようにしましょう。
-NG食品-
- 血糖値を上げるチョコレート・砂糖・ケーキ・果物
- カフェインを含むコーヒー・紅茶・栄養ドリンク
- 塩分、アルコールを控える
―おすすめ食品―
- イライラ解消のビタミンB6・カルシウム・マグネシウム
- イソフラボンを含む豆腐・大豆・納豆・豆乳
- 神経伝達の代謝に関与するビタミンE
ホルモンバランスを整えることで、月経やPMSの症状は和らぎますよ。
それでも改善されない場合は、婦人科で検査・投薬をしてもらいましょう。
頭痛を一気に取る解消法
実は私も頭痛を頻繁に起こすので、その中でも効果のあった3つの解消法をご紹介します!
首の後ろを温める
肩から首にかけて血管が圧迫され、頭痛を起こしている場合は、温めたタオルで首の後ろを温めましょう。
肩こりを改善する商品でレンジで温めるものがあるので、持続性もあり簡単なのでオススメです。
首の後ろを押す
首の後ろの出っ張った2本の筋(風池―フウチ―)を、しっかりと押しましょう。
凝り固まった筋肉を緩め、血流の流れを良くしてくれます。
首筋を伸ばす
- 後頭部に両手を当て、ゆっくりと下に向かって首筋を伸ばします。
- 両手の親指で上を向くようにアゴを押します。(首筋を縮める)
- 左手で右のこめかみを押さえ、左側に倒します。反対側も行いましょう。
これらの動作をゆっくりと行いましょう。
まとめ
眠気と頭痛の関係についてご紹介しました。
頭痛が頻繁に起こると「いつものことか…」と市販薬や常備薬で済ませがちですが、必ず身体や心からSOSが出ています。
頭痛は起こっている時に検査をすることで原因がはっきりとわかりますが、頭痛が起きている時に検査するのは難しいもの。
そこで重要になるのが“普段の症状”
自分の症状を細かく説明できるようにして、情報を多く医師に伝えるようにしましょう。
頭痛を無くして快適な睡眠を手に入れてください。