夜寝つけない、熟睡できないと思うことはありますか?
そんなとき、薬の必要性を考えることもあるかもしれません。
しかし睡眠薬に頼るのは最終手段にして欲しいのです。
良質な睡眠を得るためには、その人にあったテクニックを身に付けると良い場合があります。
1つ簡単な入眠法をご紹介しますので、参考にしてみてください。
すぐに寝れるテクニックを身につければ眠れるようになる
睡眠障害を改善するには、睡眠薬やお酒に頼らなくてもいろいろな寝れる方法があります。
なので、不眠は自分の努力や工夫しだいで克服できます。
真っ先に薬やお酒に手を出すのではなく、まずはその眠れる方法を考えてみましょう。
スポーツや仕事と同じように練習によって身に付けた、寝れるテクニックですんなり眠れるようになるのです。
テクニックが上達すれば、さらに眠りを自在にコントロールするところまでできるようになります。
今回は不眠の悩みの中でも、「眠りが浅い」「寝つきが悪い」という人におすすめの「つぶやき入眠法」を紹介します。
すぐに寝れる「つぶやき入眠法」のやり方
やり方はものすごくシンプルです。
- あおむけで足は肩幅に開く
- あごの力を抜いて、口をポカンと開ける
- 心の中で「アー」とつぶやく
たった、これだけです。
枕は原則使わないこととしますが、どうしても使いたいときにはタオルケットを三つ折りにするなどして低めの枕にしましょう。
なぜ「つぶやき入眠法」でよく眠れるのか?
そんなことはいっても、心の中で「アー」とつぶやくだけで、眠れるようになるなんて信じられ無い人が多いと思います。
なので、「つぶやき入眠法」ですぐに寝れる理由について説明します。
口をゆるめると全身がリラックスするからすぐに寝れるようになる
②で口をゆるめることが全身の脱力へとつながります。
精神的な緊張は筋肉の緊張を招くのですが、それはあごの筋肉:咬筋に強く表れるのです。
そこで、あごの力を抜くことで、その咬筋を緩ませます。
そして全身が脱力していくことで、深い眠りを手に入れられるのです。
頭の中で無意識でする独り言を止めるからすぐに寝れるようになる
実はなかなか寝付けない人に多いのが、頭の中でいつまでも独りごとをつぶやいているということなのです。
まさか「自分は違うだろう!」と思う人も、一度自分のつぶやきぐせを検証してみてください。
特に、ネガティブなものやプレッシャーを伴う感情からくるつぶやきは、なかなかやめられず、むしろどんどん加速していってしまいます。
つぶやくことは「考えている」こと。
人間は言語中枢が働いていると、覚醒してしまい眠れません。
心の中で「アー」と発すると、このつぶやきをやめることができ、実にスムーズに眠りにつくことができます。
なぜ「アー」と言うだけですぐに寝れるようになるのか?
それは「脳は同時に2つ以上つぶやけない」ということを利用しています。
心の中で「アー」と発し続けていると、次々に湧いてくるいろいろなつぶやきが聞こえなくなってくるのです。
「アー」に集中することで、脳の意識がこの一音にまとまるからです。
この「アー」には特に意味はないので、言語中枢は休止することとなり、脳は無音状態。
つまり自然に覚醒状態から睡眠へと移行できます。
ポイントとしては「アー」は声には出さず、必ず心の中で発すること。
途中で止めてまた始めたり、息継ぎはいらないので延々と続けたり、どのような形でもかまいません。
始めはあごの力を抜くことも、「アー」とつぶやくのも難しいでしょう。
しかし、あきらめずに続けることできっとできるようになるはずです。
すると自然に良質な睡眠を手に入れられることでしょう。
まとめ
確かに布団の中でいろいろと考え事をしていることってありますよね。
それが寝つきを悪くする大きな原因でもあります。
心の中で「アー」とつぶやくことなら、今日からでもできそうですよね。
それを自然に行えるようになるまで練習し、不眠を解消していきましょう。