「腰痛になりやすい寝方」といわれているうつ伏せですが、どうして腰痛になってしまうのか知っていますか?
うつ伏せで寝るのが好きで普段からうつ伏せで寝ている方は要注意です!
その原因と対策法をお教えします。
腰痛になりやすいうつ伏せの原因はこれ!
どうしてうつ伏せで寝ると腰痛になりやすいのでしょうか?
腰痛になりやすいポイントをご紹介していきます。
体の歪み
うつ伏せで寝ると、顔が下に向いてしまい呼吸ができません。
呼吸をするためには顔を横に向けなければいけなくなりますが、そうすると体が歪んでしまう原因になります。
体や骨盤が歪んでいると腰の関節や筋肉に負担がかかりすぎてしまい、炎症が生じ痛みが発生します。
さらに骨盤が歪むことで血行が悪くなったり、筋肉が弱まったりして腰が痛くなる原因になってしまうのです。
腰が反りすぎる
うつ伏せでひじを立てて本を読んだり、スマホをいじったりなどの姿勢のままでいると腰が反ってしまいやすくなります。
腰が反っている方がうつ伏せで寝ると余計に腰を反らせてしまい腰痛が悪化します。
そして腰が反ることで神経が圧迫され腰痛の原因になります。
椎間関節症
椎間関節症とは腰が反りすぎて関節同士がぶつかってしまうことです。
先ほど腰の反りのお話をさせていただきましたが、それのひどくなったものです。
背骨が前後に歪むことを椎間関節症といいます。
椎間関節症を引き起こしてしまっているのにうつ伏せで寝ると腰痛が悪化します。
腹筋の低下や体重の増加などで引き起こしてしまうので、痛みがひどくなる一方の場合は、専門の医師に早めに診てもらいましょう。
うつ伏せで腰痛が悪化しない対策法とは?
普段うつ伏せで寝ている人が急に寝方を変えてしまうと逆に体を痛めてしまったり、寝付けなくなってしまうのでいけません。
うつ伏せで寝るときに一工夫すれば体の歪みや腰の反りもマシになるので腰の痛さも少しは和らぐと思います。
その一工夫をする対策法をご紹介していきます。
クッションを挟む
うつ伏せで寝るときに腰の反りがひどくならないようにお腹の下にクッションを挟むことで腰の反りが和らぎます。
反りが和らぐので神経の圧迫も緩和できます。
はじめはお腹にクッションを挟むことで違和感があり、寝にくいと感じる方もいらっしゃる方もいるかもしれませんが、腰痛の悪化を防いでくれるので少し我慢が必要かもしれません。
抱き枕を利用する
うつ伏せで寝るときに抱き枕を利用することによって真下ではなく斜め下を向いて寝ることになるので腰の反りは緩和されます。
息もしやすくなり抱き枕で体を支えられるから体にかかる負担は少なくなりますが、深く抱え込んだりすると腰をねじってしまい腰に負担をかける場合もあるので注意してください。
横向きで寝る
無理に寝る姿勢を変えるのはいけませんが、少し違う寝方も挑戦してみようという方は横向きで寝ることをおすすめします。
横向きは唯一腰が反らない寝方です。
なので反りがきつい方は横向きで寝るのがいいです。
さらに膝と膝の間にクッションを挟むと体をひねることがなくなり、体にかかる負担が軽減されます。
寝起きの姿勢で腰の反りを和らげる
寝る前は寝方に気を付けていても寝ている間に寝返りをうち、腰に負担がかかる寝方をしていると腰痛になりやすくなってしまいます。
しかし寝返りは大切ですので寝返りをしないというのはいけません。
寝起きに10分間だけ腰を丸めるように体を小さくすると腰回りの筋肉がほぐれ、腰の痛みが緩和されます。
すぐに起き上がるのではなく、余裕があるときはぜひ試してみてください。
対策法を実践しても腰痛がマシにならないときは?
上で説明したような対策法を試したのに全く緩和されず、悪化してしまったなどの場合は専門の医師に診てもらうことも大切です。
整形外科で診てもらい、必要であれば整骨院や整体に行くことをおすすめします。
痛いけどいつかマシになるだろうと我慢せず、痛いと感じたらすぐに病院に行きましょう。
まとめ
普段うつ伏せで寝ている方が急に違う寝方で寝ると寝にくくなり、逆に体を痛めてしまうこともあるので徐々に慣らしていきながらゆっくり寝方を変えていってください。
変えてみたけどうつ伏せが1番寝やすい方は病院で診てもらうなどをして改善しましょう。
クッションや抱き枕を挟むことで、マシになる場合もあるのでぜひ試してみてください!