不眠症や睡眠障害をチェックするには、
- 客観的にチェックする方法
- セルフチェックできる方法
この二つがあります。
この記事では、簡単にセルフチェックできるサイトやPDFをまとめました。
睡眠障害や不眠症を治す前に、まずは自分自身の今の状態をチェックしましょう。
信憑性のあるチェックツールで自分の状況を知る事が大切
いろいろな不眠症診断や、睡眠障害チェックのセルフチェックツールは多々あります。
100冊以上睡眠関係の書籍に目を通しましたが、本当色々な自己診断方法がありました。
本によってもニュアンスがちがかったり、設問が違ったり。と。
その中でも様々な書籍で、何度も紹介されているチェック方法があります。
それが、今回紹介するチェック方法になります。
SLEEPSとしては、今から紹介する6つのツールがあれば、セルフチェックは事足りると考えています。
これらのツールは医学の現場でも利用されている信憑性の高いチェックツールです。
よくある○○診断や○○チェックなどのものは、評価基準が不透明。
沢山自己診断すれば詳しく状況がわかる!ということではありません。
信憑性のあるやり方でしっかりチェックすることが大切になります。
それでは、あなたの不眠症や睡眠障害をチェックしていきましょう。
自分の不眠症度を測定できる「アテネ睡眠尺度」
特徴:不眠症の度合いを知ることが出来る
世界保健機構(WHO)が設立した「睡眠と健康に関する世界プロジェクト」というプロジェクトがあります。
このプロジェクトが作成した、世界共通の不眠症チェック方法です。
定番中の定番の不眠症セルフチェックツールですね。
簡単な質問8つを答えるだけで、自分の不眠症度が測定できます。
まずは、この不眠症チェックを行うことから始めましょう。
過眠症や睡眠時無呼吸症候群のチェックができる「エップワース眠気尺度」
特徴:日中の眠気のレベルを知ることが出来る
いつもの生活の中でどんな状況の時に眠気が発生するのかを、8つの質問でチェックします。
読書やテレビを見ているときなどの状況を設定して、質問に答えていきます。
あなたの日中の眠気は、どのぐらいのレベルなのかを知ることが出来るツールです。
もし、点数が11点以上になってしまった場合は、
- 過眠症
- 睡眠時無呼吸症候群
の可能性が高くなります。
日中の眠気は、夜の睡眠の質に原因があるというわけですね。
うつなどの不安障害からくる不眠をチェック「ピッツバーグ睡眠質問票」
URL:http://www.sleepmed.jp/q/meq/psqi_form.php
特徴:睡眠の質のレベルを知ることが出来る
不安障害などによる不眠に絶大な信頼性と妥当性があるチェックツールです。
その反面、睡眠不足や過眠症の睡眠障害の人は、妥当性のある結果がでません。
- 夜勤をやっている人
- 生活習慣が不規則な人
- 就寝時間、起床時間が不規則な人
このような人たちは、このチェックツールはあまり適しません。
睡眠日誌におススメ!セントマリー病院睡眠質問票
URL:https://sleeps.jp/wp-content/uploads/2015/11/SMH.pdf
特徴:その日の睡眠の質を記録し、日々の移り変わりをチェックする。
この質問票もピッツバーグ睡眠質問票と同じく「睡眠の質」についてチェックするツールです。
この質問票は、その日の睡眠の質を記録するためのツールになります。
項目を選び、得点を算出して判断するというタイプではありません。
その日の睡眠の質を記録する質問票のため、PDFにして作成したものをアップしておきます。
実はこの質問票、入院中の患者さんに睡眠に関する悩みを改善するために開発されたものになります。
手術後の睡眠の質の変化を術後経過と共にチェックしていくために使われたりします。
質問も14項目で簡単な質問なので、睡眠日誌として使用するのに最適です。
中高年の睡眠改善に!睡眠健康調査票
URL:http://www.jobs.gr.jp/shri.html
特徴:中高年の睡眠改善や高齢者の不眠予防を目的としている
この調査票は日本睡眠改善協議会よりダウンロードが可能です。
睡眠の質が良くない中高年や高齢者に、睡眠改善を行った際の効果測定時に大いに役に立ちます。
今の状況を把握するというよりかは、認知行動療法などで睡眠の改善を行う場合の効果測定用の調査票としての利用の方がよいかと思います。
レストレスレッグス症候群の重症度スケール
URL:http://www.m-junkanki.com/diseases/RSL.html
特徴:症状の重さや、睡眠や日中生活への影響を点数で評価し、重症度がわかる。
レストレスレッグス症候群(むずむず脚症候群、周期性四肢運動障害)の症状を、
- 軽症
- 中等症
- 重症
- 最重症
の4つのレベルに分け、レベルを判断することが出来ます。
まとめ
この様に簡単に自分の睡眠の状態をチェックする方法が確立されています。
いきなり病院に行って睡眠ポリグラフ検査をするのもよいですが、まずはセルフチェックで自分の状態をしってからでも遅くはないはずです。
また、不眠症を治したい人はこの記事も参考にしてみてください。↓