夜寝つけないとき、夜中に目が覚めて眠れないとき。
あなたはどのようにして眠ろうとしていますか?
寝ようとすればするほど眠れないこともあります。
そういうときにおすすめなのが、安眠マッサージ。
スムーズに眠ることができますので、そのやり方をご紹介します。
安眠マッサージの効果
この安眠マッサージは行ったその夜から効果が出始めるくらいのスゴイ方法です!
もちろん、よい睡眠を得るための生活習慣の改善や、環境を整えることと並行して行います。
正確な統計ではないのですが、睡眠薬を使っていた患者のうち25%が全く薬を必要としなくなりました。
そして50%は薬の量が減ったり、弱い作用の薬でも眠れるようになったりしたのです。
夜中に目が覚めて、その後眠れなくなるというつらい状況のときにも、このマッサージは利き目抜群。
もし眠れなかったとしても心が安らぎます。
3つのステップ!7分で眠れる!安眠マッサージのやり方
では安眠マッサージの方法を説明します。
簡単ですので、ぜひ今夜から実践し安眠を手に入れてください。
①布団に入り、横向きに寝る
寝るときの体位は横向き。
人間以外あおむけで寝る動物はいないというくらい、横向き寝が生理的に自然なのです。
あおむけで寝ると次のような問題が起こります。
- 口蓋垂(のどちんこ)や舌の付け根が喉の奥に落ち、イビキや無呼吸の原因に。
- 鼻水、唾液、胃の逆流物が喉にたまり、扁桃炎や気管支炎、さらには肺炎を起こす可能性が発生。
このようなことを避けるためにも、横向きで寝てください。
その場合、左右どちらを下にしても問題ありません。
左を下にすると心臓が圧迫されるという話もありますが、心臓は肋骨で守られているのでそんなことはないのです。
そして横向き寝で迷うのはおそらく手の置き場。
体の下に置いてしまうと手がしびれたり肩が痛くなったりして目が覚めてしまうことがあります。
最も良いのは枕の上に置くこと。
体のどこにも負担をかけないちょうどよい場所です。
さらに下の手で上の手首を握ると安心感が生まれてよく眠れます。
冬など両手が外に出て寒いときには、薄手の手袋をして寝ましょう。
夏の暑いときには、タオルで包んだ保冷剤を両手にはさんで寝るのもおすすめです。
また、横向き寝には一つだけ、手や肩に痛みを感じやすいというデメリットがあります。
この場合は厚いマットレスを敷いたり、マットレスを2枚重ねたりして体の痛みを防ぐようにしましょう。
②上の足で下の足のふくらはぎや足の裏をさする
右側を下にして寝た場合は、上になっている左足で右足をさすります。
気持ちのよいところはどこでもさすっていいのですが、必ずさすって欲しいのはふくらはぎと足の裏。
マッサージによって、疲れを感じないことも大切です。
もしきついと思ったら体位を変え、安定した姿勢でやりましょう。
マッサージの強さは、始めは強くても大丈夫ですが、だんだん弱くしていき、最終的には子どもを愛撫するくらいの優しいさすり方がいいです。
さする速さは心地よいと感じる速さです。
③足をさすりながら、間違えないように100まで数えることに集中する
足をさする動作1往復ずつ、1、2、3…と数えていきます。
眠くなって間違えそうになっても、集中して間違えないように100まで数えてください。
100まで数えても眠れなければ、反対側を下にしてもう一度100まで数えます。
それでも眠れなかったら、もう一度反対側を下にします。
なぜ安眠マッサージで眠れるのか
安眠マッサージの効果の高さはどこからくるのでしょうか。
それは次の5点に集約されます。
- 足をさするのと数を数えることを同時に行い、それに没頭することによって雑念が消えます。座禅を組むのと同じような瞑想状態となり安眠できるのです。
- お腹が寝具に付く横向きは安心感が生まれます。さらに足をさすり、筋肉の緊張を和らげるのでリラックス効果も得られます。
- あおむけと違い、気道がふさがらないので呼吸が楽になって熟睡しやすくなります。
- ふくらはぎや足の裏には1日の疲労物質もたまっていますが、睡眠物質もたまっています。マッサージをすることでその睡眠物質が血管に取り込まれ、そして体内を巡って脳までたどり着き、睡眠を誘発するのです。
- 失眠という不眠改善のツボがある足の裏。足の裏全体をマッサージすることによって、正確な場所が分からなくてもこのツボを効率よく刺激できます。
安眠マッサージによってこれらの効果が相乗的に働き、不眠に悩んでいたのがウソのように熟睡できるようになるのです。
不眠解消に役立つマッサージ。
うまく取り入れて満足感のある眠りを手に入れましょう。
まとめ
不眠はつらいですよね。
でもこの簡単な安眠マッサージをするだけで、質の良い眠りを手に入れることができるのです。
何も道具などもいらないので、今日からでも取り入れられます。
ぜひ実践してぐっすり眠っていきましょう。
また、一緒に睡眠サプリを飲んでマッサージすると、より効果的です。