市販の睡眠薬は効くの?おすすめの選び方と副作用等について

市販の睡眠薬をつまむ医師

睡眠で悩んだ場合、いきなり病院を受診する人は少ないと思います。

最初はドラッグストアなどで販売されている市販の睡眠薬を使う人も多いと思います。

実は市販で販売されている睡眠薬って、結構いっぱいあります。

この記事では、おすすめの市販睡眠薬を紹介していきます。

目次

市販の睡眠薬は大きく分けると2種類ある

市販の睡眠薬を2つもつ医師

市販の睡眠薬は大きく分けると、「ジフェンヒドラミン塩酸塩系」と「漢方薬系」の2つに分けることができます。

市販の睡眠薬で有名なドリエルは「ジフェンヒドラミン塩酸塩系」の薬になります。

市販の睡眠薬は本当に効くの?実はどれも○○…

市販の睡眠薬を飲んで効くかどうか不安な女性

で、色々ある市販の睡眠薬の中で、どれが一番効果があるのかを、市販の睡眠薬を探している人は思いますよね。

一番効き目のある市販の睡眠薬を探すには、単純に「ジフェンヒドラミン塩酸塩」の含有量が一番多い商品が一番効く、最強の市販睡眠薬になります。

では、どれが一番最強に効く市販の睡眠薬かといいますと…。

ぜ~~んぶ、最強です!!

え!?どういうこと?って思いますよね?

市販されているジフェンヒドラミン塩酸塩の睡眠薬の含有量を調べると…。

実はこんな感じになります。↓

商品名 ジフェンヒドラミン塩酸塩
ドリエル 50mg
ドリエルEX 50mg
リポスミン 50mg
プロリズム 50mg
アンミナイト 50mg
グ・スリーP 50mg
スリーピン 50mg
スリーペイド 50mg
ドリーミオ 50mg
ネオデイ 50mg
ハイヤスミンA 50mg
ハルナー 50mg
マイレストS 50mg
ヨネール 50mg
ウット 25mg

ウット以外、ぜ~~んぶ同じ50gmの含有量なんです。

多分、日本の薬事法で定められている容量の限界がこの量なんでしょう。

ですので、「ジフェンヒドラミン塩酸塩」系の睡眠薬の場合は、どれを買っても効力は同じです。

市販の睡眠薬と言えばドリエルですが…

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この様に、市販されている睡眠薬はどの商品でも効力は同じになります。

では、どれもでいいのか?と言えば、半分正解で半分間違いと言えます。

睡眠に不安を抱えている人は、精神的な要素が多くの割合を占めます。

確かに、ジフェンヒドラミン塩酸塩の数値は同じでも、「やっぱ、有名なドリエルの方が効く感じがする」

と思うのであれば、それを優先しましょう。

これはプラセボ効果といいます。

実際、睡眠の悩みについては、精神的な部分も大きくかかわってくるところです。

自分が効きそうな薬を利用するだけでも、違ってくるはずです。

睡眠改善薬と睡眠薬は何か違うの?

様々な種類の睡眠改善薬

市販で販売されている睡眠薬の箱を見たりすると、「睡眠改善薬」と表記されていると思います。

実はドラッグストア等で売っている市販の睡眠薬は、厳密には睡眠薬とは違います

市販の睡眠薬は、いわゆる風邪薬と同じようなものになります。

風邪薬を飲むと副作用として、眠気が現れますが、その副作用を利用した薬なのです。

専門的には「第一次世代抗ヒスタミン薬」というのが正しい名称になります。

副作用や安全性は?

市販の睡眠薬を飲んで副作用に悩まされる女性

ジフェンヒドラミン塩酸塩系の市販睡眠薬には、服用した翌日に下記のような副作用がある場合があります。

  • 作業効率の低下
  • 運転ミスなどの精神運動機能の低下
  • 日中の身体活動量の低下


また、一般的に効果が半減する時間は、「5~8時間」と言われていますが、十分な時間が経過したとしても、作用が残っている場合が示唆されています。

研究によれば、服用した90分後は56%の残り具合に対して、服用後12時間後でも45%という高いレベルで残っていたことも明らかになっています。

また、ジェフェンヒドラミンはまだ安全性が確立されてないという事実も知っておいてほしいことです。

不眠症を治すことができるのか?

市販の睡眠薬で不眠症を治す女性

結論から言いますと、市販されている睡眠薬で不眠症を治すことはできません。

また、市販薬で治そうと思っている人は症状を悪化させる可能性が高いのでやめましょう。

そもそも、市販されている睡眠薬の目的は何かというと、

一時的な不眠に使用すること」です。

一時的な不眠ってなんなのか?といいますと、

  • 旅行先の環境の変化による一時的な不眠
  • 心配事で一時的に眠れない時


このようなことを言います。

ですので、長期的に市販の睡眠薬を服用することはおすすめできません

その場合はしっかり医師と相談した方が賢明です。

睡眠の質は向上するのか?

睡眠の質は向上するのか疑問視する画像

睡眠薬と聞くと、飲めば睡眠の質が向上する!というイメージをする人も多いかもしれません。

ですが、残念ながら、睡眠の質を向上させる作用はありません

健康な人を対象にした終夜睡眠ポリグラフ検査では、睡眠の質が向上したという結果は出ませんでした。

また、不眠症患者にも同じ検査を行ったところ、入眠時間は短縮されましたが、睡眠の質が向上したという結果は出ませんでした。

ですので、睡眠の質を高める効果は市販の睡眠薬にはありませんので、勘違いしないようにしましょう。

市販の睡眠薬でおすすめできるものはあるか?

おすすめの市販されている睡眠薬

このような形で市販の睡眠薬に関して色々書きました。

で、市販の睡眠薬でおすすめは何かありますか?と聞かれたら、SLEEPSとしては、

一番安いコストパフォーマンスの商品

これで、十分と考えています。

この条件が、市販の睡眠薬でおすすめできる商品です。

価格.comで調べると、「リポスミン」が衝撃の激安価格ですね。

6日分で275円って、どうかしてますね(笑)

まとめ

いかがでしたでしょうか?

市販されている睡眠薬は、いわゆる一時しのぎとして利用する薬ということが分かったと思います。

睡眠薬は原因を治すものではなく、対症療法になります。

根本的に治すには、生活の改善などしっかりと行うことが大切になります。

夜なかなか眠れない不眠症の人は、下記の記事も参考になると思います。↓

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この記事を書いた人

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